新規オープンやリニューアル時の心得

製品について

製造を意識した場合、備品はどのように分類できるか?

新規オープンやリニューアルの際の備品の調達を考えるにあたり、どのような性質の製品が存在しているかを知っておく必要があります。浴場市場で取り扱いをしている商品には、以下のような種類があります。

  1. 海外メーカーから既成品を輸入している製品
  2. 国内メーカーが国内で生産している既成の製品
  3. 国内メーカーが国内で生産している受注生産品
  4. 国内メーカーだが海外で生産している既成の製品

分類毎にどのような対応をすれば良いのか?

オープンに間に合わせるのが言うまでもなく鉄則です。自分達の段取りが悪いのに、メーカーや代理店にゴネてみても、他人を困らせるだけでどうにもならないのが実情でしょう。

の商品が欠品している場合には、個別事情に合わせて輸入してもらえる事はまずありません。輸入時には、船のコンテナ1台分など、輸入の単位を決めて、送料などを含めた輸入価格をコントロールしているからです。
航空便で送ってもらうなどで費用を大きく負担するつもりなら個別対応の可能性はありますが、輸入には手間もかかるため、現実的には少量のための輸入に動いてもらうのは難しいでしょう。
基本的には納期より半年くらい前に注文して、自分の施設が必要な時期に合わせて用意してもらうのが良いでしょう。

の商品が欠品または数量が足りない場合には、納品時期に合わせて必要な数量を製造してもらえる可能性があります。3ケ月前くらいには注文しましょう。

は予め受注生産であることを決めてある商品なので、1ケ月程度で用意できる場合が多いです。それでも1ヶ月はかかりますので、早めに注文しましょう。「あと1週間でオープンなんです!です。だからなんとかなりませんか」と言ってこられる施設の方もいらっしゃいますが、実際のところそういう状況にある施設さんは何店舗か常にあるので、それらの施設さんを差し置いての割込みは無理です。

4の製品は1と同じで生産と輸入の計画が予めできており、基本的には欠品しないようにコントロールされていますが、量の大きい注文が入ることで欠品することもあります。また自分の注文の量が多い場合には、在庫が足りないかも知れません。要注意です。
安全のために注文するのは6ヶ月前が良いと言えるでしょう。

とはいえ、納期をピンポイントで合わせる事ができないメーカーもあるので、オープン前に保管する場所があればベストです。

まとめ

基本的にオープンの半年前に発注していれば、間に合うことでしょう。
間に合わない場合には、メーカーや色やサイズなどを変更して間に合わせる事も必要です。

また忘れてならないのが、資金計画です。新しくオープンし業界内で知られていない企業の場合は、売掛で製品を手配するのは難しく、前払いとなることでしょう。オープン半年前には資金が用意されていないといけません。

製品の調達にはしっかりとした人物を用意することが重要です。経験の少ない事務の女性に任せているだけでは、厳しいかも知れません。

備品・消耗品の調達は、施設にとって大切な事項なので、気合を入れて準備しましょう。

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