はじめに
2024年8月、急きょ、救急車で入院することになりました。
その時に見聞きして感じた事をまとめてみます。
お客様を選べない救急
救急病院にはいろんな患者がやってきます。
受け入れるとなった以上、どんな人でも面倒を見るのが前提のようです。
- 危篤な状態であるにも関わらず自分の身体についている点滴や心電図などの線を何度も剥がしてしまう人
- 帰りたくて仕方がないくて脱走しようとする男。
- 安静と言われているのに立ち歩く人
- 誰も面会に来ないのに一日中電気カミソリで髭を剃っている人
- 医師でなく看護師に対して何度も詳細な説明を求める男。
- 身の回りにある容器に自分のおしっこを溜めまくり、排尿の事実を隠蔽しようとする人
救急に運ばれた以上、なにか問題があると思うのですが、大人しく治療を受ける気がないのであれば、帰ってもらうしかないと思います。しかしながら、変な人はともかく、看護師さんは治療を受ける気のない人までを引き留めようとします。
なんて大変なお仕事でしょうか!!
自分達はお客様を選べる
救急病院では、患者を選ぶことができないという点が大きなポイントです。急患として運ばれてくる以上、その人がどんな状態であれ、医療スタッフは全力で命を救おうとします。それにもかかわらず、患者が協力的でなかったり、治療を拒むような行動を取るケースも多々あり、看護師さんにとっては非常に過酷な環境と言えます。それでも、彼らは患者を見捨てることなく、治療を続けようとする姿勢には頭が下がります。
一方で、ビジネスの世界では、必ずしも全ての「お客様」に対して同様の対応をする必要はありません。選べる余地があるビジネスでは、無理に相性の悪い顧客を引き止める必要はないという点で、医療の現場とは大きく異なります。この違いを理解することで、ビジネスの場面ではより柔軟な対応や判断が可能になるという示唆が得られます。
この体験を通じて、救急医療の過酷さとビジネスの世界での選択肢の違いを比較し、それぞれの立場での「対応力」について深く考えさせられます。
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